バリ行動計画(COP13)

 2007年12月、インドネシアのバリで開催されたCOP13/CMP3の課題は、2013年以降の削減目標と制度枠組みについての交渉期限とそれに至る具体的な作業計画に合意することでした。さらに、IPCC第4次評価報告書の内容を次期枠組みの議論にどう活かすかも問われていました。
 COP13が採択した「バリ行動計画(バリ・アクションプラン)」では、交渉期限は2009年までとされ、アメリカや主要な途上国の参加については、COP11で開始した「長期的な協同行動の対話」を「特別作業部会(AWG-LCA)」に格上げし、アメリカの削減目標や主要な途上国の削減行動を議論することが決まりました。
 IPCC第4次評価報告書の、温室効果ガスの排出ピーク、2050年までの半減目標、先進国の2020年削減目標などの記載は、条約のもとでのCOPの決定本文には記載されませんでしたが、COP決定の前文に、「IPCCの第4次評価報告書に、地球規模の排出量の大幅な削減が必要なこと、気候変動への対処が緊急であることが強調されていることを認識する」との記述がなされ、脚注に排出ピークや中長期に削減数値の記載されているIPCC第4次報告書第3作業部会報告書の該当頁が記載されました。京都議定書のもとでのCMP決定には、温室効果ガスの排出ピーク、2050年までの半減目標、先進国の2020年削減目標などが記載されました。
 京都議定書にはアメリカは参加しておらず、途上国の削減目標や行動も京都議定書の締約国会合であるCMPの交渉テーマとはなっていないため、COP決定とCMP決定が異なることになりました。
 このCOP13/CMP3は、アメリカと途上国の参加についての道筋をつけられたことが、成果だと評価されています。
Powered by FC2ブログ.